インド舞踊 ヤクシニィ・カタックセンター TOKYO&KOLKATA TEL:042-625-5878 FAX:042-622-8314

インド舞踊の世界

北インド古典舞踊(カタック)の起源

『カタック』は、北インドで2500年の歴史を誇る古典舞踊です。
紀元前5世紀頃、『カタカ』と呼ばれるヒンドゥー教の語り部達が神話や英雄物語を伝導して歩いたことが起源とされています。
やがて、『カタカ』の語り部に身振り手振りなどの表現が加えられ『カタカ』は 『カタック』と呼ばれるようになりました。
10世紀になって北インドがイスラム王朝の支配下に置かれるようになると、その芸術性が認められ宮廷に保護され、ムガール王朝時代には華やかな宮廷舞踊として繰り広げられました。
20世紀になってインド独立後、この舞踊はインド人間国宝のパドマブ―シャン ビルジュ・マハラジによって、舞台芸術へと発展していきました。

『カタック』という誇り

タタカール(足踏み)とチャッカール(旋回)が特徴的です。
足の踏み方は、打楽器『タブラ』に合わせて、すべて音声記号化されています。足と楽器の即効的対話はカタックの楽しみの一つです。
踊りの構成要素としては、ヌリッタ(音楽の肉体化)、ヌリティヤ(感情や情緒の表現)、ナティヤ(演劇的表現)の3つからなり、『カタック』のパフォーマンスとして足踏みや旋回と共に、『アビナヤ』と呼ばれるパントマイムが重要です。
また、『カタック』はストーリーを語る踊りであると共に、即興性が高いため、新しい物語に寛容に対応できる舞踊でもあります。
インドに伝わる伝統様式 舞台が成功するように本番当日、 ロビーに飾られます。

カタックの命『グングル』(鈴)

足につける鈴は『グングル』と呼ばれ、カタックの命です。ダンサーは師からグングルを1個いただき、くるぶしの上に片足201個(約2kg)ずつ付けます。
『グングル』は非常に古い時代から伝わる舞踏用の楽器で、小さな鈴が合金のプレートに当たることで、愛らしい音色が奏でられます。この音は”幸福の音”のシンボルともなっています。
『グングル』はカタックの命であり、魂でもあります。使用後は高い位置に置き、休息するときは『グングル』のほうへ足を向けてはいけない決まりになっています。
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